2015年12月13日日曜日

回る諭吉と愛校心 ー 慶応SFCヘボコンレポート



SFCの技術が集まる...!

技術力の低い人のためのロボットコンテスト、通称ヘボコン。いまや世界20カ国以上で開催されている、一大へっぽこムーブメントだ。ところで筆者の通う大学、慶應SFCの図書館には誰もが自由に使えるものづくり機材が設置されている。これを使ってヘボコンを開催したら、見たことのないロボットが出てくるんじゃないだろうか。


大学でヘボコンをやってみよう


3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械が騒がれて久しい。弊大学(慶応大学湘南藤沢キャンパス)ではいち早く図書館にそれらを取り入れ、学内の誰でも無料で利用できる「ファブスペース」という環境が作られた。

もちろん日々の学習や研究にたっぷり使われているのだが、個人的にはどんどん変なことにも使って欲しい。そんな思いから、勝手に変なものを作ったりイベントを計画したりと好き勝手に遊んできた。


ミスコン出場者にさわれるようにする

来年の卒業を控えたいま、もっと多くの人を巻き込んで何かやってみたい。そんなことを思っていた折、ヘボコンマスターの石川さんにインタビューをする機会があり、大学や企業での大会を推進したいというお話を伺った。

それならばウチの図書館でヘボコンができないだろうか?とスタッフの方に相談したところ、スルッと理解が得られ(ありがとうございます)、かくしてSFCヘボコンが開催されることとなったのである。


SFCヘボコン、波乱の幕開け


会場となる大学図書館に、8組の参加者が集まる。
また、特別審査員として石川さんにもお越しいただいた。

ヘボコンのルールは、基本的にはロボット相撲。今回は特別ルールとして、ファブスペースの機材でつくったものを一つ以上盛り込むことがロボットの条件になっている。高性能の機材をどう使い損ねているかが鑑賞のポイントですよ。

震えるだけの『ルンバ』

最初の試合に登場した『ルンバ』は、図書館をきれいにするための掃除ロボット。3Dプリントした顔面が威圧しながら、モーターの振動でタワシが無秩序に動いていく。

回るだけの『魔王』

必殺技は、小学生もビックリの「直列つなぎ」
この青いケーブルを覚えておいて欲しい

対する『魔王』は目の前に突き出た棒が延々回るロボット。相撲というルールは事前に伝えておいたはずなのだが、進もうという気概が一切感じられないのがむしろ心地よい。尚、人形の足元についているゴミみたいなものは、レーザーカッターで切り出した端材なのだが、これで出場条件を見事にかいくぐっている。

指向性を持たずただ漫然とうごく2体のロボット。ゆるやかな展開が想像された試合は、意外な結果を迎えることになった。


ぶらぶらと進んで行く2体のロボット。


『ルンバ』が『魔王』の背後にせまっていくと...


「ブチッ」


ブチッ?

うわぁーーー!

なんと、激しく回転する『ルンバ』の腕が『魔王』の青い電源ケーブルを引き抜いてしまったのだ。エヴァンゲリオンもビックリの、スプラッタな結末。ケーブルむき出しというヘボさが生んだ悲劇(ヘボ・トラジディ)といえよう。

なお、試合結果は「1分経過して決着がつかなかったら移動距離の長い方が勝ち」というルールにより『ルンバ』が勝利となった。なので実はケーブル云々はあまり関係ないのだが、それはそれで良いのである。


現実が理想に追いつかない


続いて登場したのは、ゼンマイで動くリスのおもちゃをベースにした『ラブリボンちゃん』。

ベースというかほぼそのもの

尻尾にもたれかかっているのは、3Dプリントした全身の「バリ」部分。軽量化のためにメイン部分を捨てるというこの上ない荒療治を、可愛らしいリボンでなんとかごまかそうとしている。

「爆薬」と書いてある爆薬って見たことない

女子力全開の『ラブリボンちゃん』に相対するのは、可愛さとは程遠い『湘南の火薬庫』。クラッカーの紐をモーターが引き抜くことで、相手を迎撃するという物騒なマシンだ。

会場全体が 『ラブリボンちゃん』の安否を気遣い、そして図書館でクラッカーなんて使ったらさすがに怒られるのではないだろうか?という試合内容以前の不安を感じる中、戦いの火蓋が切って落とされた。


映像でお届けします

思いがけない祭事っぽさ

マイコンでモーターを制御するのはヘボくないのでは?と思われた『湘南の火薬庫』だったが、クラッカーは爆発する気配を一切見せず、その場でゆるやかな回転を続けるだけであった。

冷静に考えてみれば、本体が固定されていない状態で紐をひっぱっても抜けるわけがないではないか。心配した気持ちを返して欲しい。スタート地点から一歩も動かなかった『湘南の火薬庫』は、ふわっとした概念だけを残して敗北していった。


諭吉は踊る、されど進まず


そしてついに、今大会を象徴するようなロボットが現れる。

『学問よすゝめ』、出陣

お札もろとも先生が回る「福翁自転」


筐体には『学問のすゝめ』の序文がみっちり

ロボットの先端に付いているのは1万円。そしてお札と一緒に回転するのは、慶応大学の創始者である福沢諭吉っぽい人だ。いや、どう見ても完全に福沢諭吉なのだが、製作者が謹慎処分を恐れて明言せずじまいであったため配慮している次第である。

ちなみに、その製作者が書いたロボットの説明文(一部)はこんな感じだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

義塾の技術を結集させた慶應初の啓蒙機械!
その名も「学問よすゝめ」!

まず眼前そびえしは、3Dプリンターで作った偏差値70くらいの創設者の銅像です!
その荘厳さと聡明さは、さながら動くメディアセンターであります

続けて機体のサーフェイスにレーザーカッターで刻まれしは「学問のすゝめ」序文!
嗚呼見ているだけで勉強がしたくなってくる!

そして忘れてはならない秘密兵器、「オープン・ワイロ・フォーラム」!
目の前に現れた1万円札を目の前に、相手ロボットは釘付け!

そこに銅像の高速回転で敵を薙ぎはらう必殺「福翁自転」!
相手はたまらずフィールドから脱亜論だ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放塾も厭わないノリノリ感


設定をこれでもかと詰め込んだ『学問よすゝめ』と戦うのは、段ボールにラジコンを入れただけの簡素極まる『甘追(あまつい)』。

内装と外装の間という概念がない

市販のラジコンを使っているので運動性能は高いのだが、段ボールによって視界が遮断されるため操作方向がわからないという致命的な弱点を抱えている。

設定の厚みとマシンパワー、そのどちらが勝利するのか。試合の様子を見てみよう。


こちらも動画でどうぞ


3、2、1...


スタート!(ビターン!)


開始と同時に後ろ向きに転倒する『学問よすゝめ』。相手を翻弄するはずの一万円札が虚しく空をかき回す。机上の空論とはまさにこのことである。


四つ折りガムテープで一万円を止めているのがミソ

その後、『甘追』がフラフラと迷走しながらも相手を追いやり、時間切れで勝利を収めた。パイロットが終始「どこにいるのかわからない」と言いながらの展開であったことに、全体のレベルの低さがうかがえる一戦だった。


受け継がれる意思


今回のヘボコンでは、急造マシンが出てくることを見越してピットブース(養生テープとガムテープ)を用意しておいた。そのせいもあってか、敗北したロボットのパーツは次々と別のロボットに吸収されていった。

卒論への怒りを乗せた『湘南銀蠅』を...

これといった思いは乗っていない『とりにく号』が倒すと...

こうなる。ファンタスティック!

たとえば『湘南銀蠅』は光ることにエネルギーを費やした結果パワーが弱まり『とりにく号』に敗北してしまったのだが、その想いと光はクリスマスっぽさとなって吸収された。


おこぼれでもらった「卒論上等」の先には...


学校の創始者が立ちはだかる。
きっとカリキュラムへの不満みたいなストーリーがあるのだろう。


直接試合を交えていないロボット間でもパーツの贈答は行われ、思いがけず学校の体制にケンカを売るようなシーンが生まれてしまった。学生と一緒に図書館スタッフの人たちもめちゃくちゃ笑っていたけど、いろいろ大丈夫なのだろうか。


ごちゃごちゃ決勝戦


最終的にトーナメントの決勝に残ったのは、『ルンバ』と『甘追』の2台。それぞれが他のロボットから適当にパーツを受け取っているため、マシンのコンセプトは見るも無残に崩壊している。

やかましさが伝わるだろうか

そして実は『ルンバ』は主催者である僕が操作するロボットなので、この試合に勝つと「自分が開いた大会で優勝する」というとてもイタい結果になってしまう。マジで負けたい...!という未だかつて味わったことのない感情を抱えて準備に取り組む。

なお、ロボットはそれぞれ『クリスマスルンバ』『一年生同盟号』に名前を変えている。同級生の友情を持ち出して良い話っぽくまとめようとしている『一年生同盟号』だが、しれっと三年生のパーツが加わっているし、なんなら僕だって一年生からパーツをもらっている。なにもかもツギハギだらけの、ごちゃごちゃした決勝戦が始まった。

司会「なんでみんな戦わないんだ?」

バトルっぽくなった場面

互いが関与しないサドンデス

お互い動きを制御できない2台にとって、試合はどちらが先に自爆するかの勝負。決勝戦らしくぶつかりあう場面もあったが、最終的には『クリスマスルンバ』が一歩早く場外に抜け出し、『一年生同盟号』が優勝を収めることとなった。めちゃくちゃ安心した。


またやりましょう



戦いを終えたロボットには、総体としてのゴミ感が漂う

トーナメントが無事に終了すると、最もヘボかったロボットを決めるための会場投票が行われ、そのまま閉会式に流れ込んだ。それぞれ受賞したマシンは以下の通り。

優勝:『一年生同盟号』
審査員特別賞(石川大樹さん):『学問よすゝめ』
モストヘボ賞:『湘南の火薬庫』

「マシンに慶応をこれほど絡めてくるとは思わなかった。全体的に信仰心の強さを感じた」と語る石川さんが選んだのは、『学問よすゝめ』。ヘボコンの醍醐味である「設定で持ってく」強さ、そして金のかかり具合が評価された形だ。

設定の塊

そして、最も多くの投票を集めて「モストヘボ賞」に認定されたのは、むなしいクラッカー使いを見せた『湘南の火薬庫』。高い技術に挑んで失敗している儚さと「できもしないのに調子乗んな」的な感情を集めた結果だろう。

モストヘボ賞へのプレゼントは、図書館の事務長トルソー。
要らないとは言えないし言わせない。

こうしてSFCヘボコンは幕を閉じた。想像よりも参加者の技術が低く、SFCの器の広さをビンビンと感じることができてよかった。ぜひまたやりましょう!

2015年12月8日火曜日

「ヘボコンはいまだにお客さん感覚です」ー 石川大樹さんインタビュー



技術力の低い人限定のロボットコンテスト、通称ヘボコン。
工作能力の低い人たちが集まり、でたらめではかないロボットたちを戦わせるイベントだ。

まずは是非上の映像を見て欲しいのだが、もう全てがたまらない幸せな7分間。すっかりその魅力にとりこまれた僕は、無茶を言って大学(SFC)の図書館で開催することにしてしまった。

「SFCヘボコン」開催を間近に控えたいま、イベントのきっかけになったインタビューをふりかえってみよう。お相手は、ヘボコンの創始者である石川大樹さん。ヘボコン、ひいてはものづくりなどなど、多岐に渡った内容をお伝えできれば幸いだ。


石川大樹(いしかわ だいじゅ) 
デイリーポータルZ編集/ライター・ヘボコンマスター。
「しょうゆを自動でかけすぎる機械」「メガネに指紋をつける機械」など、嫌がらせ分野を中心として雑な電子工作を制作。DIYギャグ作家。 → 個人サイト

デイリーポータルZ
ニフティが運営するオルタナ系読み物サイト。
毎日3 本、ゆるっとしたおもしろ記事が掲載される。
食べ物からダムまで、ジャンルはほぼ無限大。毎日見てます。



1. ヘボコン開催のきっかけ


ーヘボコンを開催するまでの経緯について教えて下さい。

僕は編集という立場でライターの人がいろんなことをやるのを見ているんですけど、工作に失敗する記事がすごい好きなんですよ。最初のヘボコンで「Amazing Quick Floor」を作った斎藤さんという人がいるんですけど、あの人がすげぇ工作下手で、僕はあの人の工作記事が毎回好きだったんです。そういう失敗作とかダメな工作とかを単純に見たい、いっぱい見たいっていうのがあって、それがヘボコンをやった一番の理由ですかね。

!
「Amazing Quick Floor」の裏側

壊れそう!
斎藤さんの最新作、夢の靴下かわかしマシン

時系列でいうと、おととしくらいのMakerFaireをやったあとに、そういう失敗作ばっか集めたMakerFaireみたいなのをできないかって自分のブログに書いたんです。それは割と評判にはなったんですけど、出たいっていう人は2人くらいしか現れなかったので一旦諦めました。


こちらは石川さんがMakerFaireに出展した「しょうゆかけすぎ機」。


ーある程度反響はあったけど、イベントとしては結実しなかった。

そうですね。みんな見てみたいけど、別に自分では出たくないというモチベーション的な問題と、あと多分、みんな失敗作はいちいち保管してないですよね。だから出たくても手元にものがないっていう状態もあったと思います。

いまや500人以上がDIYギャグの虜に

その翌年くらいに、DIYギャグ研究っていうFacebookのグループを始めた時に、失敗作を集めたロボコンをやるって言ったら評判が良かったんです。失敗作版MakerFaireとは違い、イベントのために作るっていう風にしたので、それで参加者が集まったのかもしれないですね。

ーイベントにはどんな人たちが集まりましたか?

それは、なんかね、わかんないんですよね。例えば文化庁メディア芸術祭に出したヘボコンの映像(記事冒頭に掲載)は面白いから、あれを見た人が面白いっていうのはわかるんですけど。その前の何も形がない時点でみんなが面白そうって思ってくれた理由は、ちょっと僕はよくわかんなくて。でもあれかな、告知に使わせてもらったからあげクンロボが面白かったのかもしんないですね。


他の人の作品で人気をとって。そういう、先にものを見せといて期待を高めるっていうのは普段ライターとしてやってる習慣が効いてたのかもしれない。

ーあらぬ方向への期待ですね(笑)。

そうですよね。でも本当に、そういうダメな工作を集めるとか愛でるみたいなことをしてる人は、僕の知る限りいなかったので、そういうのが好きな人が出てくるっていうのもあんまり予想してなくて。ただ自分の趣味としてやったので、これだけ人が集まったっていうのは意外でしたね。

本当に最初は、7~8人で公民館でやるつもりだったのが、これだけでかくなったので。このあいだNHKのひとにこれだけ人が集まった理由聞かせてくれって言われた時も、ちょっとわかんないですって答えてきたんです(笑)。会場にはプレスもたくさん来たけど、なんでこんなに注目されたのかよくわかんない。まさか一年後こんなことになってるとは思わないですね。


2. 海外展開と自由な広がり


ー文化庁メディア芸術祭で審査委員会推薦作品を受賞してからは、海外でもすごい人気ですよね。

そうなんすよ、うん。僕はあの映像を作ってもらったのがすごい良かったなって思っています。一回目のヘボコンの面白かった部分が凝縮されているので、密度も濃いし、こんだけ楽しいイベントがあるならやろうっていうのはみんな思うだろうと。

Hebocon Romaから、ヤバさの権化

余談ですが、あの映像は友人でもあるデイリーの大北くんが作ってくれたんです。ヘボコンの海外ヒットは半分くらい彼の手腕ですよ。

ー海外でヘボコンを企画するのは、どのような人たちなんですか?

国によるんです。アメリカ人は大抵ハッカースペースやメイカースペースを持っている人で、そこのメンバーや近所の人たちで小規模にやるって人たちが多い。アジア人はそういう感じじゃなくて、大きい大会を志向している。台湾だと60組くらい集めてやっていたりとか、大規模な催し物としてやりたいっていう傾向があります。

いずれにせよ、やっぱりものづくりに興味がある人がメインではありますね。いざやるってなったときに、じゃあMakerFaireの中でやるみたいな話になったりとか、そういう展開が多いです。

MakerFaireTokyoでは2年連続でミニヘボコンが開催されている。
上は2015年の水ヘボコン(写真はこちらから)

広がり出した時はバタバタしてたんですけど面白くて。メ芸はなんとなくいけそうだなっていう予感があったので、発表までに間に合わせようと思って英語字幕版の動画を作っておいたんですよ。で、受賞の発表があって海外でバーって動画が広がり始める。何日かそれを眺めてたんですが、ふとコミュニティっぽいもの作ったほうがいいかなって思ってtwitterアカウントとFBページをつくってみたところ、先になぜかheboconっていうFBページがあり、これはなんかやばいなって思って。

オフィシャルのFacebookページを作って、負けないうちに手を打っとかないといけないと思ってYoutubeからそっちにリンクを貼りました。そういう地味な攻防戦があったりとかして、あのときはなんかこう、エキサイティングでしたね。一週間くらいですごいいろんなことがあった。

ー生みの親として、守りたいみたいな。

そうそう。今も広がって行くのは嬉しいんですけど、自分がなかったことになるのはそれはそれで嫌だなって。好きにやっていいけど、やること自体は教えて欲しいのと、終わったら写真とか送ってよっていう、それだけのお願いはしてます。

僕はヘボコンの趣旨を説明したドキュメントだけ配って、あとは好きにやってくださいっていう風にしてるんですよ。企業がやることだと普通ライセンス料とか請求すると思うんですけど、別にうちはそういう収益を求められている部署でもないので。どんどん自由にやってくださいっていうのは言っています。その結果今みたいに広がっているので。それは良かったな。


3. ヘボコンの魅力とは


ーこれだけ人を惹きつけているのはすごいですよね。何がみんなにとっての魅力になっているんですかね。

なんだろうなぁ、まず一回目のイベントがすごく成功したってのがあって、その面白さがきっちり再現された映像が一本ある。それによっていろんな人にあのイベントの面白さが伝わる。

SFCでは総額2000円くらいで会場と2台のマシンが作れた

あとは、同じものができそうだなっていう感覚が伝わるのかもしれないですね。とりあえず設備としては土俵さえあればいいし、ロボットを作るのも簡単だし、開催の敷居はものすごい低いじゃないですか。参加の敷居も低いから、出場者もそれなりに集まりそうだし、自分たちでもできそうっていう感じは、あの映像からすごい感じ取れるんじゃないですかね。

あとは、初心者がものづくりを始めるのにすごく良いきっかけになるって言ってくれる人もいる。僕自身も思っている、うまくないことを楽しむっていう価値観に共感してくれる人もいるし。

ー自分もできそうって思えることと、場の敷居が低いってのはいろんな人を巻き込むコツになっている。

多分あれって、淺野さん(インタビュアー,このブログ筆者)が大学でSFC大会やりますって言ったら多分できるじゃないですか。たとえばあれが本当のロボコンだったら、大学でやりますって言ってもそんなに人は集まらないだろうし大変。その辺の敷居の低さはあるでしょうね。

ーSFC大会、面白そうですね。

大学大会やりたいんですよ。タイミングあったら誘って下さい。学内大会とか、社内大会とかを促進していきたいという思いがあるんですよ。

ーそれはぜひ前向きに検討していきます!



そして開催へ...!
  SFCヘボコンは、12/8の16:30よりスタート!


ー最後に、ヘボコンへの気持ちを聞かせてください。

ヘボコンは未だに僕は、なんていうんだろう、お客さん感覚って言ったら変だけど。見たいっていうのが大きくて。ほかの人の失敗作とかダメなものを見たいっていうのが大きくて、そのモチベーションでずっとやっています。「自分のイベントだからみんな来い」っていうよりは、見たい。

ー石川さんはあくまでイベントの形を作るだけ。だれもがみんな、自分の作ったものを置くし、みんなそれを見るという面があるのかもしれませんね。

そうですね。ヘボコンは場所です。